CGエンジンのクランクとカムの関係
いままで、カム交換といえば、さんざん気にしていたのは
「交換前と同じ様に組む事」
だけを、口をスッパクして書いてきました。
しかし、「交換前と同じ」なんていうあやふやなやり方ではない方法をタロー.さんが教えてくれました。
(ってか、僕に教えてくれたワケじゃないけどww)
カムカバーを開ける用事があったので、カムの状態を写真で残してみます。
@クランクプーリーの刻みをゼロにあわせる。
↑点火時期を見るところですね。
左の無色が−5度、オレンジがゼロ度、白いのが5度ずつ3個。
ブロック側のピン先にオレンジの刻みをあわせます。
プーリーを回すには、プラグを抜いて、ギヤをNに入れて、クランクプーリーのナットにレンチをかけるか、またはカムの六角部分にモンキーをかけて回します。
A1番シリンダの上死点を確認する。
↑2本の棒をプラグ穴に突っ込んでいます。
2本は同じ長さだから、1番シリンダ(左)が上に来てるのがわかります。
つまり、この状態が1番シリンダ上死点。
ただし、4サイクルエンジンなので、上死点は2回あります。
・圧縮上死点
・排気上死点
さぁ、どっち?
Bカムの山の向きを見る。
↑1番シリンダのカム山は、両方とも外向きです。
この状態が、1番シリンダの圧縮上死点が出てる状態です。
まっすぐ180度の外向きでもないんですね。
C1番シリンダが圧縮上死点の時のプーリー状態
※カムチェーンの黒いコマが来ていますが、無視してください(毎回変わります)
EX側のスプロケ(右写真)に注目すると、カムの位置決めピンが真上を向いています。
IN側のスプロケ(左写真)は、スプロケの山数で4山分だけ、外側に回転しています。
この状態にセットできれば、バラシ前の状態わかんなくても、組めるのでは?